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​大会要項

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​競技説明

第1章 総則

本規則はモトジムカーナ北陸大会を安全、公平、円滑に開催することを目的として定める。
モトジムカーナの自由で創意にあふれる気風や参加に対する敷居の低さといった風土を継承し、かつ誰でもわかりやすい明確な規則とすることでよりひらかれた競技として発展させることを目指す。


第2章 用語の定義

モトジムカーナ北陸大会及び本規則において以下のように用語を定義する。
・モトジムカーナ
 下記競技概要による2輪車競技の名称
・コース(競技コース)
 オフィシャルの指定したタイムトライアルを行うエリアおよびレイアウト。詳細は下記競技概要による。
・オフィシャル
 主催者および運営スタッフ・マーシャルスタッフの総称、またその決定。
・マーシャル
 主にコース内において競技の判定、コース保全、安全管理等を行うオフィシャル。
・車検
 オフィシャルによる車両及び装備品が本規則に合致しているかの検査。
・パイロン
 オフィシャルが指定したコーン、例外を除き高さ45cmのもの。
・コースウォーク(慣熟歩行)
 指定の時間内で競技コース内を徒歩にて下見すること。
・ウォームアップコース・出走前8の字エリア
 出走前に慣熟走行を行うエリアおよびレイアウト。
・走行ヒート
 1回目の競技走行を第1ヒート(1H)、2回目を第2ヒート(2H)とする。
・記録タイム
 ペナルティ加算を含む2回の走行タイムのうち、より速い方のタイムをその選手の記録タイムとする。
・トップタイム比
 その日の走行でもっとも速い記録タイムもしくはオフィシャルの設定した仮想トップタイムと各選手の記録タイムとの比を100分率で表した指数。

 

第3章 運営規則

3.1 参加資格 

3.1.1 心身共に健全で本競技規則及び誓約書を遵守できる参加クラス当該免許取得者の方。

 3.1.2 18 歳未満(未成年)の方及び高校生の方は親権者又は保護者の承諾及び同行が必要です。 

3.1.3 満16才未満の方の参加には主催運営者の確認と参加承認が必要です。

 

3.2 損害等の責任

3.2.1 会場内における損害等はいかなる事由であってもすべて自らの責に帰するものとし、オフィシャルは一切の責任を負わないものとする。

3,2,2 会場内において、参加者が故意又は過失によってその設備や器物等を破損した場合、主催者はその当事者に対し損害賠償を請求することができる。

 

3.3メディアにおける使用
主催者は、イベントにおける参加者および参加車両の画像、音声、映像、コメントなどを報道、放送、出版及び電子メディアに使用する権限を有する。(肖像権及び版権の譲渡)

 

3.4 安全の確保
会場内において重大な傷病および設備や器物の破損が発生した場合、周囲の参加者は直ちに走行を停止し以下の対応を行うこと。
・オフィシャルへの報告
・傷病者および周辺の安全確保
・傷病者の応急手当(対応が明確な場合の努力義務とする)
・参加者による救急車の手配は行わないこと。

 

※補足
主な重大な傷病の例として熱中症、骨折、脳震盪があげられる。また他の大会において重大な設備や器物の破損としてはコース上のオイル漏れや車両の衝突事故、火災などが発生した事例がある。万一の緊急事態においては、まずは冷静に安全を優先し、オフィシャルおよびすべての参加者の相互の声掛けや配慮による安全な大会運営にご協力願います。

 

第4章 モトジムカーナ

4.1 競技概要


モトジムカーナ北陸大会におけるモトジムカーナとは原則として、パイロンや競技会場のコース構造などでつくられた競技コースを2回走行し、ペナルティ加算を含むより速いタイムを競うタイムトライアル競技である。
競技コースは原則として競技日の朝の受付時に公開され、走行前にコースウォーク(慣熟歩行)時間が設けられるが、車両(自転車等類似のものを含む)を用いての試走及び下見は認められない。

 

第5章 競技コースの仕様

5.1 競技コース


モトジムカーナ北陸大会における競技コースはおおよそターン数40以上、その日のトップタイムが60秒以上120秒未満程度になるよう調整されたコースとし、例として以下のような基本セクションとその他のセクションの組み合わせで構成される。

 

5.2 基本セクション


・スラロームセクション
 直線、オフセットで配置されたパイロンや会場のコース構造を縫うように左右にターンするセクション。
・オーバル・定常円
 複数本のパイロンもしくはコース構造でつくられた正円および楕円を同一方向にターンするセクション。
・8の字セクション
 パイロンを180度以上旋回し左右にターンするセクション。
・回転セクション
 パイロンを270度以上旋回するセクション。
・フリーターン(ゲートターン)
 パイロンでつくられたゲートを完全に通過した後、左右どちらかにターンして先に通過したゲートを逆方向に通過するセクション。ターン方向が指定される場合がある。
・通過セクション
 パイロンやコース構造でつくられたゲートや狭路を指定された方向に通過するセクション。逆走の可否など指定がある。
・ラインクロス
 指定されたラインを指定された方法で踏む(クロスする)セクション。前輪、前後輪、クロス回数、クロス方向などの指定がある。
・BOX
 パイロンやコース構造で区切られた指定の範囲内を回転など指定された方法で旋回するセクション。

 

第6章 ライダー装備規定

6.1 装備


6.1.1 ヘルメット
ヘルメットはフルフェイス型(推奨)もしくはジェット型のものを着用すること。耳や顎が露出する形状のものは認められない。
ウォーミングアップエリア、8の字エリア、競技コース内を走行する際は顎紐を締め、天候などの理由でオフィシャルより特別な許可がある場合を除きシールド、もしくはゴーグルにより顔全面を保護すること。


6.1.2 グローブ
グローブは指先から掌全体が確実に覆われる形状のものを着用すること。革製のものを推奨する。


6.1.3 上半身プロテクター
上半身は肩・肘・背中・胸にプロテクターが装着されているものを着用すること。肌が露出しているものは認められない。革製のもの及び上半身フルプロテクターを推奨する。


6.1.4 下半身プロテクター
下半身は膝・腰にプロテクターが装着されているものを着用すること。肌が露出しているものは認められない。革製のものを推奨する。


6.1.5 靴
靴はくるぶしが完全に覆われており、バイクの走行に適したものを着用すること。革製レーシングブーツを推奨する。

6.2 装備の損傷
装備品について、穴が開いているなど安全性能に支障をきたす著しい損傷があるものは使用を認められない。

 

第7章 付則

7.1 損害等の責任: 

 大会会場内で起こった事故等により負傷した場合、主催者が適用した保険等の範囲内で大会事務局を通して手続き可能。 

 

7.2 安全の確保: 

7.2.1 会場での安全の確保やトラブルを未然に防ぐため会場内では全てノーヘル走行禁止とする。(「全て」とはトランポへの積載を除き、喩え1mであっても原動機を用いて車両を移動させる行為全てを指す)

7.2.2 競技の前後、会場内で故意のウィリー他のパフォーマンスは禁止とする。 

※主催者は運営上可能な安全の確保を行うが、会場内の事故やトラブルは見学者も含め全て自己責任を原則とする。 

※競技中においても意図的にブラックマークをつける行為は禁止とする。

7.3 その他:

 7.3.1 万一、事故等による障害や怪我等が生じた場合、主催者はその用意した範疇により応急手当て等の処置を行うよう務めるが、それ以上の処置の必要が生じた場合、救急車等の要請をし、専門機関による対応をとる。

7.3.2 大会参加に際しその往復の道中にあっては通行等に注意し、会場付近の住民感情を損なう事の無い様努めること。 

7.3.3 大会会場では清潔を保つ様心掛け、特に煙草の吸殻やゴミの持ち帰りにご協力願います。 

※灰皿の数量に限度があるため、喫煙は「喫煙所」にて「マイ灰皿持参」でお願いします。

7.3.4 大会参加時には、各自保険証を用意しておくこと。

7.3.5 大会事務局は本大会要項について事情により、予告なく変更する事がある。又、状況に応じて必要が生じた場合には、大会役員の判断により、省略もしくは変更等の処置をする事がある。

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出走クラス 

A 級:過去の認定大会の上位成績者(総合トップタイムより105%未満で取得したポイント成績)で JAGE事務局が評価し認定した者。

B 級:過去の JAGE認定大会において総合トップタイムより105%未満の実績を持つクラス認定者。

地方戦にてタイム比105%未満に相当する認定を受けている選手

C1級:過去の JAGE認定大会において総合トップタイムより 110%未満の実績を持つクラス認定者。

地方戦にてタイム比110%未満に相当する認定を受けている選手  

C2級:過去の JAGE認定大会において総合トップタイムより 115%未満の実績を持つクラス認定者。

 地方戦にてタイム比115%未満に相当する認定を受けている選手

D級:地方戦において総合トップタイム120%未満の 実績を持つクラス。

NLクラス:ノービスレディースクラス。シード選手以外の女性のクラス。

 

NOクラス:ノービスオープンクラス 。シード選手以外の男性のクラス。 

シードクラス分けはJAGE、各地方戦実績を基準とする

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出場車両規定

全参加者に対する義務規定


・ 出場資格
陸運局もしくは地方自治体により正式にナンバーを交付された2輪の車両で公的書類とフレームナンバー、ナンバープレート番号が一致している車両及び事務局の認定したモトジムカーナ専用車両の参加を認める。

・外観に関する詳細規定

1) ミラー及びウインカーの取り外しは可。 

2) メーター、ヘッドライト本体の取り外しは不可。但し同等品への変更は可。

(自転車用等は不可) 

3) カウルの取り外し可。

4) 車検、保険が切れている場合でも、すぐに車検を通せる状態であれば可。 

・ブレーキランプ

ブレーキランプは点灯し正しく機能し、かつオフィシャルがそのことを確認できるものを装備すること。レンズ類には透明なテープなど視認性を確認できるテープで飛散防止のテーピングを行うこと。

・オイル漏れ

オイル漏れが発生していないこと。

・ ブレーキレバー・ステップ・ペダル

ブレーキレバーの先端は鋭利になっておらず丸みを帯びていること。ステップ、ペダルの先端は鋭利になっていないこと。 

 

・タイヤ

タイヤは国内公道を走行可能なタイヤを使用すること。タイヤの摩耗、損傷によりオフィシャルが危険と判断したタイヤは認められない。

・排気音量

近接排気騒音98db を限度とし、それ以下であっても著しい 不快感等、不具合を伴う場合、また会場等の独自の規制がある場合、これに準ずる事とします。

※タカスサーキットではGROM限定の音量規制がある。(コース内走行時90db を超えないこと)

 

※シードクラスに対する推奨規定
本推奨規定は 出走クラスがA,B,C1 および C2 クラスの車両を対象とする。

・ガソリンキャッチタンク
キャブレター搭載車はガソリンキャッチタンクを適切に装着しガソリンがコースに流出しないよう対策すること。

・冷却水リザーバータンク・キャッチタンク
冷却水は十分な容量のリザーバーもしくはキャッチタンクが適切に装着されていること。

・シート
シートが装着されていること。

・ハンドルクリアランス
フルロック時に燃料タンクなどとハンドルバーの間に10mm以上の間隔を確保すること。

・ハンドルバーエンド
ハンドルバー先端がバーエンドプラグなどで塞がれていること。

・アイドリングを上げて⾛⾏する700cc以上の車両は リモートキルスイッチの装着を努⼒義務とする。

※ 全クラス、当日の車輌変更は認めない。ただし下記の条件を満たした場合のみ、車両の変更が認められる。

1. 車両の故障等、やむを得ない事情があるとオフィシャルに認められていること。
2.変更が必要と判断した場合、速やかにオフィシャルへ申請を行うこと。
3.申請の期限は大会当日のライダーズミーティング終了時点とする。それ以降の車両変更は一切認められない。

 

・車検(当日受付前)

大会当日の朝、受付前に参加車両が上記規定に合致しているか、確認を行う。

ただし会場の都合により排気音量はウォームアップ開始後に行うものとし、ブレーキランプ・オイル漏れ・レバー類の安全性を重点的に行うこととする。

※アナウンスは行うが、車検開始時刻になったら自身の車両から離れないようにすること。

※検査員から合格された方から受付(大会本部)に移動しエントリーを行う。

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​ペナルティ

【1秒加算】

フライング、足つき、パイロンタッチ(接触、移動)、狭路ターンでのサイドライン割り。バタ足については最大3歩までをカウントする(加算1秒×3)。

ただし膝擦りや、ステップに足を乗せた状態での爪先接触はカウント対象としない。

【3秒加算】

縁石のり(跨ぎ)、狭路ターンでの通過ライン不通過。ゴールエリア内不完全停止。ゴールエリアでの転倒で、車体の接地点がゴールエリア外に出た場合。

ただし縁石跨ぎにより隣のセクションに侵入した場合、当該ヒートは失格とする。

【失格】

ミスコース、走行中意図的にブラックマークをつけたとオフィシャルが判断した場合。転倒からの復帰時、他者の手助けが必要な場合。故意にペナルティ相当の行為があったときオフィシャルが悪質と判断した場合。マーシャルの指示に従わない場合。出走の際、所在不明の場合。申告選手以外が出走した場合。会場内でノーヘル走行をした場合。

ただしセクション移動前に自身でミスコースに気付き、ミスした地点から再走行し正しく走れた場合を除く。

また明確に迷走状態となり、後続の選手が迫ってきている場合はマーシャル判断にてコース外に誘導する場合があるが、この場合も失格とする。

【無加算】

ステップに足が乗ったままでの接地、および膝の接地。車体接地。転倒およびエンスト、ただし速やかに再スタートすること。ゴールエリアでの転倒(足つき)、ただし車体の接地点がゴールエリア外に出た場合は3秒加算。

転倒によりパイロンに触れた場合、またはパイロンに触れたために転倒した場合。

【その他】 著しい速度差のために後続の選手に追いつかれた場合、追いつかれた選手はそのまま走行を継続しタイム計測を行う。追いついた選手は再出走とし、再度タイム計測を行う。

​タイムスケジュール

7:00〜  会場ゲートopen 

7:30〜  受付開始(車検合格後)

8:00〜  コースウォーク

8:30〜  開会式

9:00~  エンジンスタート

9:15〜  ウォームアップ開始

9:30〜  1H 

12:00〜13:00  エンジンストップ 

        コースウォーク

13:15〜  ウォームアップ開始

13:30〜  2H

16:00      表彰式

〜18:00        完全撤収

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